東京都台東区にある国立西洋美術館では、2022年10月8日(土)から2023年1月22日(日)にかけて、「ピカソとその時代 ベルリン国立ベルクグリューン美術館展」を開催します。美術館名にもなっているベルクグリューンは、ドイツ出身の美術商。20世紀から21世紀にかけてパリで画廊を営みながら数々の美術作品を収集していた人物です。

彼の主なコレクションは2000年にドイツ政府が購入し、現在はベルリン国立ベルクグリューン美術館で展示されています。本展覧会では、数あるコレクションの中から97点が終結。日本初公開の作品もあり、見ごたえのある展覧会となっています。

パブロ・ピカソと同時代に活躍した芸術家の作品を展示

本展覧会ではパブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティの4人に重点を置いた展示を実施します。4人とも主な活動期間は19世紀から20世紀にかけてで、今回の展覧会では同時代に活躍した芸術家の作品が集結していると言えるでしょう。

また、4人が師として敬愛していたポール・セザンヌの作品も展示します。ヨーロッパの近代美術を一度に堪能でき、西洋絵画に興味がある方にはたまらないラインナップです。

展示作品の多くが日本初公開

本展覧会で展示される作品数は、合計108点。そのうち97点がベルリン国立ベルクグリューン美術館、11点が日本の国立美術館の作品です。

ベルリン国立ベルクグリューン美術館から来日する97点のうち、76点が日本初公開。パブロ・ピカソの『緑色のマニキュアをつけたドラ・マール』、パウル・クレーの『青の風景』など、今まではテレビや雑誌などで見るしかなかった作品を、間近で鑑賞できます。

展覧会概要

会期2022年10月8日(土)~2023年1月22日(日)
会場国立西洋美術館
〒110-0007 東京都台東区上野公園7−7
開館時間9:30~17:30
※金・土は9:30~20:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日毎週月曜日、2022年10月11日(火)、2022年12月30日(金)~2023年1月1日(日)、2023年1月10日(火)
※2022年10月10日(月)、2023年1月2日(月)、2023年1月9日(月)は開館
入館料一般2,100円、大学生1,500円、高校生1,100円、中学生以下無料
※心身に障害がある方本人と、介助人1名まで無料
※日時指定予約制
公式サイトhttps://picasso-and-his-time.jp/