京都国立近代美術館　没後100年 富岡鉄斎

京都市左京区にある京都国立近代美術館では、2024年4月2日（火）から同年5月26日（日）にかけて、展覧会『没後100年 富岡鉄斎』を開催。富岡鉄斎は、1836年に京都で生まれた文人画家です。

石門心学をはじめ儒学・国学・仏教などの学問や、南宋画・やまと絵といった絵画についても学びました。豊富な知識を背景に作品の制作に励むようになり、現在では「最後の文人画家」とも呼ばれています。本展は、そんな富岡鉄斎の創作活動や生涯を振り返る展覧会です。

富岡鉄斎の作品やゆかりの品、同時代に活躍した芸術家の作品を計375点展示

富岡鉄斎は作品を制作するにはまずは研究が大切だと考え、北海道から鹿児島まで各地の名勝を巡り、学問に取り組みます。自分のなかでイメージした情景を落とし込んだ作品は、生前から国内外で高く評価されていました。

本展覧会では『富士山図』『青緑山水図』などの富岡鉄斎の代表作に加え、同時代に活躍した西園寺公望や桑名鉄城などの作品を計375点展示。富岡鉄斎を軸に、幕末から明治・大正かけての日本の芸術動向を体感できる内容です。

Instagramでギャラリートークの様子のライブ配信を実施

2024年5月13日（月）の18時から、京都国立近代美術館の公式Instagramアカウントで、展覧会のギャラリートークの様子をライブ配信します。自宅にいながら学芸員の貴重な話を聞いたり会場の雰囲気を感じたりできる、またとない機会です。展覧会の予習・復習で興味がある方はもちろん、忙しい・遠方に住んでいる等で美術館に行けない方も、ぜひ参加してみてください。

展覧会概要