神奈川県立近代美術館 葉山館　葉山館20周年記念 100年前の未来：移動するモダニズム1920–1930

神奈川県葉山町にある神奈川県立現代美術館の葉山館では、2023年10月7日（土）から2024年1月28日（日）にかけて、企画展『葉山館20周年記念 100年前の未来：移動するモダニズム　1920–1930』を開催。

2023年に神奈川県立近代美術館の葉山館は、開館20年を迎えました。本展では美術館名に含まれる「近代」と20周年にちなみ、1920年代の再考にぴったりのモダンな絵画作品を展示。

文化の往来が伺える多種多様な展示作品

1920年代は日本に外国の芸術が大量に入り、国内では新しい潮流の作品が制作されるようになった時代です。本展では海外へ赴いた日本人が制作した作品や、日本を訪れた外国人が描いたものなどを幅広く展示。

特に、1914年に渡英して才能を開花させた久米民十郎と、魯迅が中国で行った近代木版画運動にまつわる作品は必見です。久米民十郎に関する展示は、1999年以来24年ぶりに特集が組まれます。

モダンな美術への理解が深まる関連イベントを実施

神奈川県立近代美術館の葉山館では本展覧会の開催に合わせ、モダン美術への理解を深められる関連イベントを実施します。注目なのは、連続講演会「移動するモダニズム」です。2023年11月から2024年1月にかけて、1920年代から1930年代までの美術に関する講演会を計3回行います。

ほかにも2023年11月18日（土）には、館長によるトークイベントがあります。ぜひ予定を合わせて、興味のあるテーマのイベントに参加してみてください。

展覧会概要