長野県諏訪市にあるサンリツ服部美術館では、2025年3月4日(火)から同年8月31日(日)にかけて、展覧会「水のある風景」を開催。サンリツ服部美術館は、自然豊かな諏訪湖のほとりに建っている美術館です。
本展ではサンリツ服部美術館が湖の近くにあることにちなみ、開館30周年記念の展覧会として、湖・川・海などの水をテーマにした作品を厳選して紹介します。
古くから多くの画家が好んだテーマ「水」を描いた作品を展示
水は、古くから絵画のテーマとして描かれてきました。光の当たり方や気候、立地などによって表情を変える水は、多くの人々を引き付けていたのです。水にはその地域の風土が細かく描き込まれていたり、作者の考えが反映されたりしており、見る人を飽きさせません。
本展ではサンリツ服部美術館が所蔵する作品のなかから湖・川・海といった水をテーマにしたものを厳選し、計19点を展示します。湖に浮かぶ船を描いたアメデ・ジュリアン・マルセル=クレマンの『白雲帰帆』、アルベール・マルケの『サン・ジャン・ド・リュズの落日』などが登場予定です。
サンリツ服部美術館では2つの関連イベントを開催予定
サンリツ服部美術館は本展の開催に合わせ、2つの関連イベントを実施する予定です。1つ目は、美術講座「海辺の発見:近代ヨーロッパ絵画における海と旅のはなし」です。美術史家を講師として招き、約90分間の講義が行われます。日時は2025年7月6日(日)の13:30~15:00(13:00開場)です。
定員は60名で、定員に達し次第募集が締め切られます。美術館の受付もしくは電話で申し込めるので、興味がある方はぜひ参加してみてください。
ほかにも、会期中は毎月1回の頻度で学芸員によるギャラリートークも行われます。時間は各回とも14:00から30分程度で、参加申込は不要です。
展覧会概要
会期:2025年3月4日(火)~2025年8月31日(日)
会場:〒392-0027 長野県諏訪市湖岸通り2-1-1
サンリツ服部美術館
開館時間:9:30~16:30
休館日:祝日を除く毎週月曜日、2025年5月12日(月)~2025年6月5日(木)、2025年7月6日(日)
入館料:大人1,100円、小中学生400円
※20名以上の来館で団体料金を適用